「氷雪気候」を勉強する⑴
こんばんは、塾長の田中です!
「氷雪気候」と、氷雪気候に関連する「寒帯」と「永久凍土」についての知識を簡単にまとめてみました。
今回は、「氷雪気候」とともに、以下の説明文中にある下線部①「寒帯」と②「永久凍土」について取り扱います。
塾長の個人的なメモも書いているので、勉強や学習の参考にしてみてください。
氷雪気候
・氷雪気候は、ケッペンの気候区分上の①寒帯に属している。
→ウラジミール・ペーター・ケッペンは「近代気候学の父」と呼ばれた。
→ケッペンの気候区分は、植生とくに高等植物(移動性が低く、強い集団性をもっていて、景観に与える影響が極めて大きい)と気候を結びつけた点で画期的だった。
植物は生物界における有機物の第一次生産者であるので、植物の分布によって、植物を食糧ないし住み処とする動物の分布も規定される。食糧生産の多くを植物に依存していて、農耕と共に歴史を歩んできた人類も例に漏れない。
植生(ある場所に生育している植物の集団)の密度は、土壌の形成や、場合によっては微地形に大きな影響を与え、微生物の生育環境を左右する。こうしたことから、農業をはじめとする諸産業の各分野、人口分布をはじめとする社会・経済などの分野、歴史学・考古学・人類学・民俗学など人文諸科学の分野でも、ケッペンの気候区分は広範囲で実用化された。
・南極やグリーンランドの内陸部、シベリアの極北部、北米大陸の北岸、ヒマラヤやアルプスの高山に分布している。
→南極、グリーンランド、シベリア、アラスカの各地域については個別に勉強してみよう!。
→南極の探検史、南極にある各国の観測基地、シベリアの文化や歴史、シベリアの凍土から出てきたマンモスなどの動物、アラスカの文化や歴史(アメリカのアラスカ購入とか面白いかも)をやろうかな。
→ヒマラヤ山脈やアルプス山脈の形成や特質や自然について、これら山脈と人間の関わり(地域の人の暮らしや文化、歴史など)についても今度勉強してみよう!
・樹木の生育を許さない寒帯気候のうちでも特に寒さが厳しく、月の平均気温が一年中 0℃以上にならない。
→気温0度以下の地域に住む人々の暮らしや、0度以下で起こる現象について勉強しよう!
・②永久凍土という土壌に特徴づけられる。
・一年間を通して氷と雪に閉ざされている。降雪量が降水量を上回りどんどん積雪が増していくことで、その積雪の圧力によって雪が氷となり、氷河が形成される。
・南極圏(南緯66度33分以南)付近では白夜が12月、極夜が6月頃に起こる。北極圏(北緯66度33分以北)付近ではその真逆で、白夜が6月、極夜は12月に起こる。
・雪が降っていなくても頻繁にブリザードが起こる。
・植物が自生せず、人間も居住困難な気候(アネクメーネ)である。
・アネクメーネであるとはいえ、各国の観測基地は設置されている(アメリカのマクマード基地やアムンゼン・スコット基地、ロシアのボストーク基地、日本の昭和基地など)。
・一部の地域には、ホッキョクグマ、ペンギン、アザラシなどの野生動物が生息している。
・近年の地球温暖化により南極や北極の氷床・氷河の融解が加速することで、氷雪気候下で生きる動物の生息環境が変化し、海面上昇が起こることも示されている。
①寒帯
・地球上で最も高緯度にある地帯である。
・最も暖かい月の平均気温が、10℃未満の地域である。
・北半球ではユーラシア大陸の極北部、北米大陸の極北部、グリーンランド、アイスランド北部などで、南半球では南極大陸が寒帯に属する。
→寒帯に属する地域に住む人々の暮らしについて勉強しよう!(住居とか食事・料理とか)
→北欧諸国、ロシア(特にシベリア)、アメリカ(特にアラスカ州)、カナダ、デンマーク(特にグリーンランド)、アイスランドなどの国家・地域の歴史についても勉強しようかな。
・最も暖かい月の平均気温が、0℃以上10℃未満のツンドラ気候と0℃未満の氷雪気候に分けられる。
→ツンドラ気候やツンドラ地帯の形成・性質について、ツンドラ土の成分についても勉強してみよう。
・夏に一時的に凍土が融解するツンドラ気候帯では、コケ類や地衣類の植物が生育可能であるが、一年中雪に覆われている氷雪気候帯では植物の生育は基本的に不可能。
→コケ類(蘚苔類)と地衣類についても個別に勉強してまとめてみよう。
・人口はそれほどいない。
→世界の人口分布について分析してみようかな。なぜ現在のような人口分布になったのか?という視点で勉強したくなってきた。
・熱と光が不足しているため農業には適しておらず、エスキモーやサーミ人など寒帯の住民はトナカイの遊牧、狩猟、海洋漁業と鉱業に従事していることが多い。
→「熱とは何か?」「光とは何か?」という疑問が湧いてきた。子どもたちにこのように質問されても答えられないなぁ。答えられるようにしておかなくちゃ。
→農業一般についても勉強しておこう。人類史における農耕という視点も持ちながら勉強しよう。
→エスキモー、サーミ人についても個別に勉強するべきだね。
→トナカイの生態やサンタクロースとの関係についても勉強しよう!
→遊牧、狩猟、漁業、鉱業についても、勿論勉強する!
・グリーンランドでは金やモリブデン、スウェーデンでは鉄、アラスカでは石油などの鉱物資源がとれる。
→金、モリブデン、鉄、石油など各種資源についても勉強してみよう。これらの資源は人類史において超重要な役割を果たしてきただろうからね。「資源から見る人類史」っていうテーマとか絶対面白い!
・近年の地球温暖化の影響を強く受ける地域である。
→地球温暖化については近年注目が高まってきているから、もっと勉強しておかないとね。子どもたちにどのように教えるか?という面では結構難しいから、授業づくりのアイデアも蓄積しておこう。学校のテストや入学試験や採用試験など至る所で地球温暖化について出題されるだろうから、優先的に勉強しておこう。
②永久凍土
・2年間以上にわたり継続して温度0℃以下で凍結状態が持続する地盤のこと。
→地盤一般について全然知らないから勉強しよう。
・永久凍土の厚さは数mから数十m、ときには数百mに達する。最大で600メートルにも達することがある。
・シベリア、グリーンランド、カナダ、アラスカの北部に広く分布している。南半球ではチリの南端に分布している。
→南米の南端にあるフエゴ島などについても知りたいなぁ。あと、パタゴニアについても知りたいなぁ。勉強するしかないね。
・永久凍土は寒冷な高山にも分布していて、日本では富士山頂と北海道の大雪山で発見されている。
→日本の象徴「富士山」について勉強しよう。日本の文化や歴史についての新たな知見も蓄積できるはずだ。富士山信仰など山岳信仰についても知りたいし。そういえば、富士山との関連で世界遺産についても勉強できるね。
・永久凍土が存在する領域は北半球の25%程度を占めている。
・地球温暖化によって永久凍土が融解すると、凍結していた有機物が分解されて、メタンや二酸化炭素などの温室効果ガスが大気中に放出されることが懸念されている。
→有機物一般についても勉強するべし!メタンや二酸化炭素など温室効果ガスについても勉強しなければならない。頑張ろう!
→地球の大気やその組成についても勉強しよう。
・永久凍土の溶解により、新種のウイルスが発見されている。
→永久凍土の溶解によって生じる事象についてもう少し深掘りしてみたいなぁ。
→ウイルスについても勉強してみよう。