台風とハリケーンとサイクロンと颱風
こんばんは、塾長の田中です。さきほど伊豆半島に台風が上陸したとの報せが入ってきました。みなさん用心しましょう。
今日、「台風」に関する報道を見ていてある疑問を抱きました。
「台風」と「ハリケーン」と「サイクロン」の違いって何だろう?
早速調べてみました。
気象庁によると、
台風は、東経180度より西の北西太平洋および南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったものを指します。ハリケーンは、北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北東太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約33m/s以上になったものを指します。サイクロンは、ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったものを指します。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
だそうです。
簡単にまとめてみましょう。
・台風
東経180度より西の北西太平洋および南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったもの。
・ハリケーン
北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北東太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約33m/s以上になったもの。
・サイクロン
ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったもの。
→「台風」と「ハリケーン」と「サイクロン」の三つの呼称を分かつ主たる要因は、発生場所なんですね!
→ちなみに、ハリケーンが台風になったり、台風がハリケーンになったり、台風がサイクロンになったりすることがあるそうで、そのような台風を「越境台風」と呼ぶそうです。なお、サイクロンから台風になるものはほとんどないらしいです。
例えば、元ハリケーン「ヘクター」が台風17号に 3年ぶりの越境台風 – ウェザーニュース (weathernews.jp)によると、2018年の台風17号は、メキシコの南西で発生しハワイの南を進んできたハリケーン・ヘクターが徐々に衰弱しながら経度180度線を越えて台風となったものです。
→台風は「颱風」とも書くそうです。「颱風」って「風台風」という回文的な表記に見えますよね。二文字で回文のようになっているのって面白いですよね。
「颱風」の語源にはいくつかの説がありますが、その中の一つに、ギリシア神話に登場する怪物であり、ゼウスに勝った唯一の存在でもある “Typhon” (テュポン)に由来している英語の “Typhoon” から「颱風」(たいふう)となったという説があるそうです。
ちなみに、『平成狸合戦ぽんぽこ』のテーマ曲である『いつでも誰かが』を歌っているのは「上々颱風」(シャンシャンタイフーン)というアーティストですね。言わずもがなですが、とても良い曲です!オススメです!