甲子園の学習アイデア【下関国際、浜田】
甲子園に出場している高校の所在地について勉強しながら、学習アイデアを探りました。
今回は、下関国際高校のある下関市と浜田高校のある浜田市を取り扱います。
山口県下関市(下関国際高校)
・本州と九州の間にある関門海峡に面する港湾都市であり、古くから九州や中国・朝鮮半島からの本州の玄関口として栄えた。
→「交通の要衝」というテーマで勉強・授業するのは絶対面白い!日本国内だけでなく世界の交通の要衝について調べてみよう。
→古くから栄えている都市、日本史に多く登場する都市(歴史的事象の舞台となることが多い都市)について勉強しよう。
・県庁所在地の山口市よりも人口が多い。
→都道府県庁所在地が自治体内の最大人口を有していない都道府県を探してみよう!
・山口県内で唯一の中核市
→他の中核市について調べてみよう。
・下関市と、関門海峡の対岸にある福岡県北九州市とで関門都市圏を形成している。両市は文化的にも経済的にも深い関係にある。
→自治体の境界線を越境して形成される都市圏・生活圏について調べてみよう。
・下関市と北九州市を結ぶ関門鉄道トンネルは、世界初の海底鉄道トンネルである。ちなみに、関門国道トンネルも世界初の海底国道トンネルであり、徒歩でも本州と九州を行き来できる。
→いろいろな「世界初」について調べてみよう!
→青函トンネルや英仏海峡トンネルなど他の海底トンネルについても勉強してみよう。
・室町時代の遣明船の記録では、往路は寧波到着時に日本の年号から明の年号に改め、帰路は赤間関(=下関)到着時に日本の年号に戻す慣例があったという。
→日本だけでなく他国・他地域の年号についても調べてみよう。
→時間的な境界線(標準時間帯や日付変更線など)や空間的な境界線(県境や国境など)の設定理由などについて勉強してみよう。
→室町時代について勉強しよう!
→日本の外交や貿易の歴史について勉強しよう!
・宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を行ったとされる巌流島がある。
→宮本武蔵、佐々木小次郎について調べてみよう。
→決闘の歴史について勉強してみるの面白そう!
・壇ノ浦の戦い(源氏vs.平氏)や下関戦争(長州藩vs.アメリカ・フランス・イギリス・オランダ)の舞台となった。
→壇ノ浦の戦いなど一連の源平合戦について、平安時代と鎌倉時代の歴史的・社会的背景を考察しながら勉強する。源頼朝、源義経、平清盛、平宗盛、安徳天皇など特定の人物についても勉強してみよう。
→下関戦争が勃発した要因などについて、幕末の歴史的・社会的背景(特に日本の開国、諸藩と外国との関係)を考察しながら勉強する。奇兵隊の高杉晋作など長州藩の人物についても勉強しよう。
島根県浜田市(浜田高校)
・島根県西部の石見地方の中心都市である。
→石見地方や石見銀山について調べよう!
・温暖な気候ではあるが、中国山地に位置する地域は「豪雪地帯」に指定されている。
→豪雪地帯について調べよう!どのような地域が豪雪地帯となるのか?豪雪地帯での暮らしはどのようなものなのか?どのようなメカニズムによって豪雪となるのか?という疑問について考えてみよう!
→日本の豪雪地帯、世界の豪雪地帯についてまとめてみよう。
・浜田港と三隅港は「重要港湾」に指定されている。ちなみに浜田港と釜山港との間には定期コンテナ船が運航されている。
→他に「重要港湾」に指定されている港について調べよう。
→外国との定期船が運航している日本の港について調べてみよう。
・石見神楽は「日本遺産」に指定されている。
→他に「日本遺産」に指定されているものについて調べよう!